第一章 天使界
天使界とは、天使たちが住む世界。
その世界は、人間界から
遠く離れたところに存在しています。
天使たちは、
人間のサポートをするために、
人間界と天使界を往復して日々過ごしています。
天使たちにとっては、天使界はいわばホーム。
人間界は仕事場といったところでしょうか。
天使たちの仕事は、
常に仲間との連携態勢をとっているため、
いつも激しく飛び回っている、という印象です。
天使界には、司令塔となる天使がいます。
その天使のことを守護天使たちは、
上司と呼びますが、
この司令塔の天使に指示を仰ぐために、
守護天使たちは頻繁に天使界に帰り
疑問への答えをもらって、自分の持ち場に戻る、
ということを繰り返します。
それぞれの守護天使には、
それぞれ担当する上司がおり、
基本的にはその上司に疑問の答えをもらいます。
それでもわからない場合、
大きな決断や大幅な計画変更が必要となる場合は、
その上司の更に上、
全ての決断を任されている天使に相談します。
その天使の決定により、
守護天使が担当する人間の
人生プランが変更になったりします。
青写真、という言葉がありますが、
実際のところは、
大筋の人生のプランは決まっていても、
頻繁に計画は状況に合わせて変更されるので、
青写真自体が存在しないような状態である、
というのが真実です。
人間の人生は、
その対象となる魂の一つ一つの行動や選択により、
どんどん姿を変えていくものであり、
その人生が、どんなときでも、
魂にとってプラスの方向にいくことができるように、
天使たちが常に見守り、考え、相談しながら、
導く方向を思案して、
初めて人間たちに具体的な導きが提示される、
というシステムになっています。
天使界においては、
仲間との連携が第一なので、
一人で重要なことを決断したり、
一人で勝手に判断を下したりすることはありません。
常に、仲間と相談し、悩み、みんなで解決していく、
という姿勢をとっています。
ですから、天使たちは、みんなとても仲がよいのです。
友情と信頼で強く結ばれているのを感じます。
天使たちにとって、
仲間はかけがえのない存在です。
優しくあたたかく健気な姿を、私はよく知っています。
天使たち、いつもたくさん働いてくれてありがとう。
私は深く心から感謝しています。